:03:01
"もう差し入れは送ってこないでください"
:03:05
"何故なら私は仕事も
ろくに出来ないのだから"
:03:10
書け！
:03:11
旦那、勘弁してやってください
こいつは熱が・・
:03:13
お前は関係ない マカッティ！
:03:17
戻れ！
:03:26
戻るんだっ！
:03:28
フランタッ！
:03:29
聞こえないのかっ
:03:32
第二次大戦中 チェコの飛行士の多くは
英国と共にナチスと戦った
:03:36
戦後、チェコスロバキアは
共産主義によって支配され・・
:03:39
故郷へ帰った多くの飛行士が投獄された
:03:42
自由を求め 再び彼らが決起することを
恐れた共産主義者によって・・
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１９５０年 ミローブ刑務所
チェコスロバキア
:03:53
・・名前は？
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フランタ・スラマ
:03:57
俺はビルダ・ホッフ、看板屋だ
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俺の盲腸手術のための部屋だったのに
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みろ！
:04:05
お国の財産を盗んだとかで
ぶち込まれた
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ペンキを何缶かね・・アンタはどうして？
:04:11
肺炎で・・
:04:13
何でぶち込まれたか聞いてるんだ
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英国空軍に従軍していた
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・・そうか
:04:22
ヘマはするな
:04:25
ここは強制労働キャンプである
:04:30
少しでも教養があれば
我々が何を言いたいか解るだろう
:04:34
これは"慈悲"の荷車だ
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墓場へ行く唯一の方法であり
:04:41
死ねば我々の"慈悲"が
どういうものか解るだろう