:02:02
異常な静寂だ
:02:07
逃げることに嫌気が差した
:02:13
対峙する覚悟もできている
:02:17
だが 独りでは避けたい
:02:21
そうよ
:02:24
独りはイヤ
:02:35
風が刺激的に吹きつける
:02:39
彼女は柔らかく暖かく
重さも感じられない
:02:43
彼女の甘い香水が
俺の涙を誘う
:02:50
俺は安心しろと言う
:02:55
彼女を脅かす者から救い
遠くへ連れて行くと
:03:05
彼女に愛していると言う
:03:13
サイレンサーが銃声を
囁きにする
:03:20
彼女が逝くまで抱いていた
:03:25
彼女が何から逃げてたかは
もう分からない
:03:32
朝に小切手を換金しよう