Insomnia
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:14:04
彼女はあの晩 ランディと喧嘩したと
電話してきて…

:14:10
話し相手を欲しがっていた…
僕は浜辺の小屋で会おうと言った

:14:14
あの浜辺の小屋だな
:14:16
彼女は気が動転し
すこし酔っていた

:14:21
ランディとターニャがデキていると
そう話したんだ

:14:27
彼女を慰めてあげたかった
抱いてやりたかった

:14:35
…彼女にキスをしようとした…
:14:39
…そしたら彼女は僕を笑い始めたんだ
:14:43
彼女は笑い続けた
:14:46
君は笑われた事があるかい?
信頼していた人にだ

:14:51
本気で笑われたんだ
僕は彼女に尊敬されていると思っていた?

:14:55
だから…
:14:58
ただ笑うのを止めて欲しくて
:15:03
彼女を殴った
:15:05
笑うのを止めさせるために
ほんの数回

:15:08
ランディはいつも彼女を殴っていた
でも彼女はアイツ好きだった

:15:12
彼女はアイツを責めず
決してアイツと別れなかった

:15:15
それなのに僕が殴ると悲鳴をあげた…
:15:20
黙らせようとすると彼女は僕に噛みつき
そして悲鳴をあげた…

:15:24
僕は怖くなった 本当に…
:15:27
彼女より僕の方が怖かったんだ
:15:32
そして…
:15:34
静かになった
:15:38
引き返せない所まできた
:15:42
…そう思ったら急に落ち着いてきた
:15:47
本当に落ち着いていた
:15:51
君も僕も秘密がある
:15:54
人を殺すことが
どのくらい簡単かを知ってしまった

:15:58
究極のタブーはもう存在しないと
知ってしまったんだ…


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