:15:03
彼女を殴った
:15:05
笑うのを止めさせるために
ほんの数回
:15:08
ランディはいつも彼女を殴っていた
でも彼女はアイツ好きだった
:15:12
彼女はアイツを責めず
決してアイツと別れなかった
:15:15
それなのに僕が殴ると悲鳴をあげた…
:15:20
黙らせようとすると彼女は僕に噛みつき
そして悲鳴をあげた…
:15:24
僕は怖くなった 本当に…
:15:27
彼女より僕の方が怖かったんだ
:15:32
そして…
:15:34
静かになった
:15:38
引き返せない所まできた
:15:42
…そう思ったら急に落ち着いてきた
:15:47
本当に落ち着いていた
:15:51
君も僕も秘密がある
:15:54
人を殺すことが
どのくらい簡単かを知ってしまった
:15:58
究極のタブーはもう存在しないと
知ってしまったんだ…
:16:04
あれは殺人じゃない
:16:06
殺す気はなかった
結果的にはそうなってしまったけれど
:16:11
…それで何処に運んだんだ?
:16:14
…聞いてくれてありがとう
:16:16
全て喋ると気持ちが軽くなったよ
今夜は眠れそうだ
:16:21
ハップの話がしたいか?
:16:34
ー おはよう エリー
ー 電話が通じなかったので
:16:37
ああ 知っている その…
眠たかったから切ってたんだ
:16:40
フレッドが例の作家に電話したの
喜んで協力すると
:16:44
ー だから… すぐに行きましょう
ー わかった
:16:47
このネックレスはアンカレッジの
大型店で売っている物で
:16:51
ー 誰がこれを買ったか解らないそうです
ー そうか
:16:54
早く解決してロサンゼルスに
帰りたいでしょうね…
:16:58
…殺人課に