:50:12
まだ出版社勤務?
:50:14
- ええ そうよ
- 同じ会社?
:50:19
サンフランシスコはどう?
:50:23
君が気に入る都市だと思うよ
:50:40
向こうであなたも幸せじゃないかって
リチャードが言ってたわ
:50:43
最高だよ ときどき心霊的な病気になるけど
:50:48
もう いいんじゃないかしら
随分変わったわ
:50:54
- この本を読んだんだ
- まあ・・・
:50:59
登場人物の名前だって
実際にいる人の名前じゃないか
:51:03
- そうね
- フィクションだと思う?
:51:06
主人公が住んでるのは10番街だ
:51:09
- 私じゃないわ
- 君じゃない?
:51:11
リチャードがどんな人か
知ってるでしょ 空想よ
:51:15
どの章にもポーランド人っぽい
名前の女性が出てくる
:51:18
彼女の事が書かれてないのは
50ページも無いんじゃないか
:51:22
全ての物事はずっと同じに見えるが
実は変わってるんだ
:51:26
彼女が自殺したって何も変わらないんだ
:51:30
彼の母親は自殺したのよ
:51:32
母親はそうかもしれないけど
それは理由にはならない
:51:35
- そうね 私は・・・
- 問題外だ
:51:38
その本が難しいのは
知ってるけど好きなの
:51:44
驚いたのは1つだけよ
:51:47
何が? 何で驚いたんだ?
:51:50
あなたのことほどじゃないわ
:51:59
どんなことだ?